映画「青い春」
※ネタバレ有り
私の好きなものが多い、荒れた年代の学校の映画。
友達だと思っていた人たちもすぐにいなくなって行く。次の日には敵になって行くのがこの時代の男子校のスクールカースト。
主人公・九條の描いた何気ない絵が主人公のなりたい像のような感じがして、でもそれはできないことで。
それを親友で唯一の友人であった青木がやって死ぬ、最後まで九條への憧れと執着を断ち切れずに、素直になれずに死んでいった。些細なすれ違いが大きな死へと変わった。
最後のシーンでは青木の将来の夢だったパイロットに関連して、飛行機が通る。ある意味では夢が叶ったのかもしれない。
映像が綺麗で、春の暖かさと懐かしさを映し出していた。主人公を演じる松田龍平のミステリアスな若さと肌の白さが絵画レベル。配役も今は誰もが知っている俳優ばかり。
泥臭いけど、美しい映画だった。
テーマが幸せなら手を叩こうで、番長が決まるのも今繋がった。
青い空とゆっくりと咲く花、落書きとタバコ、友達。
キキ フジモリ
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