好きなアーティストを神格化してしまうのは悪か

 

好きなアーティストや芸能人、憧れの人、何でもいいんだけど、好きという気持ちが先行しすぎて神格化してしまうこと、

神格化されている人って少なくないと思う

 

大森靖子ちゃんが神様をテーマにした曲を作って、PVで自ら神様の姿になっているのを見たり、

神格化された故に苦悩した尾崎豊を知って、

それは悪いことなのであろうかと考えるようになった

 

自分が教祖的人気を得たとして考えてみる

私は教祖的人気を得たいとは思わないけれど、その教祖的人気のおかげで私が伝えたいことがより多くの人に伝わるのはいいなと思う

でももうそんな人気を得た頃には後戻りすることは難しく、自分の一番伝えたいことや思いが操作されたり、伝わらなかったりしてしまうことがあると思う

神様になりたくて、何かを作り出したのではないのに、自分自身の存在があまりにも大きくなりすぎて、作品の本質を見てもらえないことが起きた時、自分が神格化されたことのプレッシャーが人を襲うのだと思う

 

自分が神格化されるというのは無縁の話であるかもしれないけど、1人のファンとして考えることはある

あの曲が代弁してくれていることは、私でも生きていていいということだとしたら、生きていてもいいと言ってくれる存在、自分の全てを受け入れてくれるような存在、自分の感情を大きく動かす存在を尊く思うのだろう

 

私だけかもしれないが、そういう人は上にいるというよりも、近くにいると感じる

近くで見ていてくれるような、一緒に歩いてくれるような存在

だから共感できるのだと思う

でも、そういう存在を何というか当てはまる言葉が分からず、つい神様だと思ってしまうのだと思う

 

好きすぎて、救われすぎて神格化してしまうのが、100%悪いこととは言えないし、そのように思えてしまうことはある

神格化された人がたとえ神様だとしても、苦しむことはあるというのを忘れてはいけない

勝手な偶像を作らず、その人の存在と作り出したものを初めて出会った時と同じ気持ちで冷静かつ新鮮に捉えていきたい

それが自分の神様を殺さない方法だと思う

 

キキ フジモリ

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